米金融関連サイトのマネーペールは20日(日本時間21日)に「多くの現役選手よりも多くの収入を(旧所属球団から)得ている元メジャーリーガーたち」とタイトルを付けた特集記事を掲載した。それによるとマリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(47)は今季のチームで4番目の高給取りだった。

 これは現役当時の給料を、利子を付けて後払いにする契約を結んだからだ。チームにとっても年俸総額を抑えるというメリットがある。イチロー氏の場合、マリナーズと2001年の最初の契約から700万ドル(約7億6000万円)が、08年から12年までの契約から年間500万ドル(約5億4000万円)が、5・5%の利息を付け、20年間分割で32年まで支払われる。

 具体的な金額は明記されていないが今季、イチロー氏が手にする給料はチームで4番目の高額だという。

 ちなみに米年俸情報サイトのスポットラックによる今季のマリナーズの年俸3番目は左腕パクストンの850万ドル(約9億2000万円)でその下は左腕ゴンザレスの525万ドル(約5億7000万円)となっている。イチロー氏の給料が高いのか、マリナーズが抑えているのか。