日本ハムが14日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―1で快勝。新庄剛志監督(54)はこの日先発した達が今季初勝利を挙げ、開幕ローテの全員に白星がついたことに「普通でしょ」と一笑に付した。

 ただ、8勝7敗で貯金1。エースの伊藤や6年ぶりに古巣復帰した有原ら豪華先発投手陣が精彩を欠くばかりか、宿敵・ソフトバンクには開幕から5戦全敗だ。しかも、すべて逆転負けとあって一部の球界関係者らから「ダントツ優勝」に向けて「大丈夫か」と不安視されている。

 だが、球団関係者や実際にプレーするナインはまるで悲観していなかった。むしろ開幕ダッシュできなかったからこそ「今後が期待できる」と前向きな姿勢を見せているのだ。

 球団関係者は「誰も口にはしませんが、開幕からのもたつきはある程度想定内だったはずですから」とこう説明した。

「例えば伊藤の不調に関しては直前のWBCの影響が大きいですし、有原も春先は毎年調子が上がらない投手です。昨年も開幕5試合は1勝3敗で防御率も4点台後半(4・78)でしたから。そうした各選手の状態を考えれば、ここまでの結果は悪くはない。今の段階で勝率5割前後なら上出来でしょう」

 とはいえ、王者のソフトバンクに未勝利という現実は気がかりだ。それでも野手の一人は「1つぐらい勝っておきたかったのが本音ですが、連敗に対しての焦りはチーム内にない」と自信は揺るがない。

「シーズンはまだ始まったばかりですからね。ホークスに負けた分を他のチームから取り返せば、まだ挽回はできます。それに有原さんがホークスからウチ(日本ハム)に来てくれたといっても、ホークスはもともと選手層が厚いですから。全員そろえばやっぱり強い。ただ、ここまでのホークスとの試合ではウチが完全に力負けした感じはしないので。(巻き返しは)ここからですよ」

 下馬評が高かっただけに物足りなくも映るが、チームは着実に前進しているようだ。