ドジャースの将来設計に新たな火種が落ちた。ドジャース専門メディア「ドジャース・ウェイ」が取り上げたのは、ジェームズ・ティブス3世外野手(23)の急上昇だ。記事は昨季途中にダスティン・メイ投手(28=現カージナルス)を放出して獲得した左打ちの有望株が、今や「簡単には動かせない存在」になりつつあると指摘。外野の層が厚いはずのドジャースで〝誰を残し、誰を動かすのか〟という再編論が浮上していると伝えた。
突きつけられているのは、ティブス3世の台頭によってドジャース外野陣の序列が揺らぎ始めているという現実だ。メイを放出してまで獲得したティブス3世が想像以上の速さで評価を上げている以上、球団は改めて外野の序列を見直す必要があるのではないか――という問題提起である。
ティブス3世は7日(日本時間8日)現在、ドジャース傘下3Aオクラホマシティー・コメッツで9試合に出場し、打率4割7分4厘、OPS1・719、7本塁打、13打点と驚異的な数値を記録中。1試合3発も放っており、もはや傘下とはいえ無視できるような数字ではなくなっている。
では、整理対象は誰なのか。記事内で名前が挙がるのが、アレックス・コール外野手(31)と、主力のテオスカー・ヘルナンデス外野手(33)だ。もっとも、これは今すぐ主力を放出するという話ではない。現実にヘルナンデスは今季序盤も打線の中軸を担っており、コールは出場機会が限られるベンチ要員に近い立場。まず名前が挙がりやすいのはコールだ。ただ、問題はそこだけではない。ティブス3世がこのまま存在感を強めれば、将来的にはテオスカーを含めた外野陣の組み替え論に発展する可能性がある。
さらに、この議論を重くしているのが放出した側のダメージだ。記事によれば、メイはカージナルス移籍後の最初の2試合で防御率15・95と苦しんでいる。現時点だけを切り取れば、ドジャースが手放した右腕より、受け取った若手打者のほうが強い光を放っている構図だ。だからこそ同メディアはティブス3世の価値がさらに上がれば、オフに外野再編を本気で考える局面が来るかもしれないと踏み込む。
3連覇を狙うシーズン中に、実績あるベテランを切って若手へ全面移行する可能性は高くない。ただ、ティブス3世がこの勢いを維持すれば、話は変わる。ドジャース内部では〝地殻変動〟が起こりつつあるようだ。












