エリザベス女王の夫である故フィリップ殿下は、生前メーガン妃の王室との関わり方に憤慨していたという。英紙ミラーが8日、報じた。

 王室に入ることには大きな責任が伴うことは周知の事実であり、現代の王族の中で、フィリップ殿下ほどこの精神を理解していた人物はいないとされる。1947年にエリザベス女王と結婚し、エディンバラ公となる以前、フィリップ殿下は王室に入るために、出生時の国籍(ギリシャとデンマーク)、海軍でのキャリア、そして姓さえも放棄している。

 フィリップ殿下は、傍観者としてエリザベス女王の公務を支え、自身の慈善活動に情熱を注ぐことに満足していた。長年にわたり王室に尽くしてきた殿下が、王室に嫁ぐ人々にも同等の献身を期待していたのも当然のことと思われる。

 それだけに2018年にヘンリー王子と結婚したメーガン妃には特別な感情を抱いていたようだ。

 王室専門家のイングリッド・シーワード氏によると、フィリップ殿下は、メーガン妃がヘンリー王子と結婚した際、王室に人生を完全に捧げようとしなかったことに対し大いに憤慨していたという。

 20年にスカイニュースのインタビューに応じたシーワード氏は「殿下はとてもがっかりしていると思います。自分は女王陛下に寄り添い、王室を支えるために海軍でのキャリアを諦めたと考えているからです」と語った。

「なぜメーガンは女優業を諦めて、夫と王室を支えないのか? なぜ彼女は自分の意見を主張するのではなく、ハリーを支え、助けようとしないのか? 彼には理解できなかった」と同氏はフィリップ殿下の心境を代弁した。

 シーワード氏によると、フィリップ殿下は2020年、エリザベス女王がノーフォークのサンドリンガム邸で家族間の危機を解決し、ヘンリー王子の王室離脱後の将来について話し合うために開いた、いわゆる「サンドリンガム・サミット」にも参加したくないと決めたという。

 会合にはエリザベス女王、ヘンリー王子、ウィリアム王子、そして当時のチャールズ皇太子が出席したが、キャサリン妃、カミラ夫人、フィリップ殿下は欠席した。殿下はメーガン妃が、息子アーチー王子とカナダに滞在していたため会合に出席できなかったことに憤慨していたと伝えられている。

 フィリップ殿下はエリザベス女王崩御の1年前の21年に亡くなったが、王室を離れてさまざまなビジネスに取り組む現在のメーガン妃をどう思うだろうか。