経済学者の朴一氏が16日、読売テレビ制作の夕方ワイドニュース番組「かんさい情報ネットten.」に出演した。

 今月15日、大規模災害時に東京圏の政治・経済の機能を代替する「副首都」を設ける法案が衆議院を通過した。日本維新の会がセンターピンと位置づける法案で、維新のおひざ元である大阪のほか、企業拠点の誘致への税制優遇などを期待し、名古屋(愛知)や福岡、北海道(札幌)も指定に向け意欲を示している。

 福岡県議会のカツアゲ疑惑が副首都指定に影響するのではと聞かれた朴氏は「私は、福岡のカツアゲ問題とは離して副首都の問題を考えていただいた方がいいと思う」と回答。

 続けて「私、副首都関連法案を見て思ったんですけど、災害に関する項目がないんですよ。例えば東京が大きな災害にあったとき大阪が首都の役割をする。あるいは福岡がその役割をするというならば、災害対策に対するちゃんとした項目を作って、それに対してどう対応していくかをちゃんと書かないと、これはマズい」と苦言を述べた。

 さらに「私は副首都法案自体が災害については生煮えの法案であると、もっとちゃんとそこら辺も議論してやらないと後で禍根を残すと思うんですよ」と厳しく指摘した。

 最後に「一番違和感を感じているのは、大阪府知事である吉村(洋文)さんが高市(早苗首相)さんと話をして副首都法案を通そうとしてる。大阪府知事を吉村さんが辞めて、国会議員になって話をするんだったらいいですけど、どうしても大阪に利益誘導をしているように見える。そこらへんを大阪以外の人がどう見ているのか気になりますね」と疑問を呈していた。