奈良市議のへずまりゅう氏が5日、都内で会見し、22年に確定した懲役1年6月、保護観察付きの執行猶予4年が満了したと報告した。同時にAIを使った陳情サービス「令和ボイス」の開始を発表した。

 へずま氏は2020年にスーパーで会計前の切り身を食べた窃盗罪や洋服店でTシャツの返品を要求した業務威力妨害罪で逮捕され、有罪判決となった。迷惑系YouTuberで悪名をとどろかせたが、逮捕後は被災地でのボランティアや奈良公園のシカ保護などに取り組み、昨年の奈良市議選で当選した。

 執行猶予が満了したことにへずま氏は「世間の皆さん、被害者の皆さん、本当に申し訳ございませんでした。ここでいくら反省しているといっても自業自得だし、信じてもらえないとは思います。行動で示していくことを一番だと思っています」と神妙な面持ちで話した。

 執行猶予中の4年間を振り返り、「奈良市議に選んでいただいたが、批判の声もあるし、『奈良から出ていけ』『お前なんか消えてしまえ』といろんな声があるが、受け止めなければいけない。また迷惑行為をするんじゃないかと言われるが、しないです。奈良から日本を明るくしていきます」と更生を誓った。

 今後、市民が気軽に陳情できるAIを使った陳情サービス「令和ボイス」の開始を発表した。全国からネットで寄せられた陳情をへずま氏名義で、各自治体に届ける仕組みだという。