プロボクシングの56・02キロ契約10回戦(3日、後楽園ホール)で、元IBF世界スーパーバンタム級王者・小国以載(37=角海老宝石)が元IBF&WBA同級王者マーロン・タパレス(34=フィリピン)に判定3―0で〝大金星〟を収めた。

 過去には同級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)とも善戦した強豪相手に判定勝利。試合後に「年齢も年齢だし、負けたら引退というふうに思っていた」と明かし「厳しい試合だと思った分、勝った時にみんなが喜んでくれて、盛り上がりがすごかったのでうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

 タパレスについては「パンチが重かったし、世界レベルのフェイントをかけてきてうまいなと思った」と語った。

 自身は2016年12月にジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)を破って初の世界王座を戴冠。しかし、翌17年9月の初防衛戦で岩佐亮佑(セレス)に敗れてから、世界タイトルとは離れていた。小国は「長いトンネルだったなと思う。やっと光が見えてきたので、もう一回世界のリングに立ちたいと思う」と力を込める。

 5月2日には東京ドームで、井上がWBA&WBC&WBO同級1位・中谷潤人(28=M・T)と防衛戦を行う。小国は〝モンスター〟との対戦について「口が裂けても言えへん。おこがましい」と熱望せず。「(勝った方は世界ベルトを)2人とも返上してください。(中谷が勝った場合は)中谷君に『そのベルト、お願いします』と連絡しようかなと思っている」と上機嫌で話していた。