ロシアフィギュアスケート界の〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏が提言する改革案の中身とは――。
国際スケート連盟(ISU)は、現行のショートプログラムとフリーの合計得点で争われる方式を廃止して、2027―28年シーズンから技術系の「テクニカルプログラム」と芸術系の「アーティスティックプログラム」に分ける改革案を議論している。
こうした流れに沿ってプルシェンコ氏もロシアメディア「スポーツエクスプレス」で「ジャンプ種目」と「小道具使用の芸術系種目」を導入するよう提言している。
だが、プルシェンコ流改革案はそれだけにとどまらず、さまざまな点にメスを入れる。
同メディアで「エキシビションを削除してもいいし、この期間中に別の2種類の大会を開催した方がいいだろう。そうすれば素晴らしいものになる」とエキシビションを廃止して、その日程を利用して新種目を追加するようプッシュする。
また、日程に関連して「個人競技は団体競技の前に必ず行われるべきだと私は考えている。2014年のソチで初めてこれ(団体戦)を試みたが、団体競技の後に個人競技を行うのは非常に難しいということも分かった。特にメダルを狙っている選手にとってはなおさらだ」と、団体戦は個人戦を全て終えた上で最後にまわすべきだと主張。あくまで個人戦が重要との立場からだ。
そしてかなり大胆な案も。「テニス選手はほぼ毎週試合をして、ホッケー選手は週に4回、サッカー選手は膨大な数の試合をこなしている。これらはチームスポーツだが、例えばテニスは個人競技で、選手たちは世界中を飛び回っているが、それでもやりくりしている。試合が5時間も続くこともあってもだ」と他競技の試合数を指摘した上で、こう続ける。
「フィギュアスケートにはもっと競技の機会が必要だ。大会の数が少なすぎる。グランプリシリーズが2つ、ファイナル、ヨーロッパ選手権、世界選手権。それだけだ。しかも、スケートができるのはたった8か月だけ。月に1回だけ? それではダメだ。ここにも改善の余地がある。フィギュアスケートをこの点で発展させ、ファンをもっと喜ばせる必要がある」とズバリ。試合数を他競技並みに大幅に増やすことが、フィギュアスケートの発展に不可欠というのだ。
皇帝の提案はフィギュアスケート界で議論を呼びそうだ。












