諏訪魔率いるプロレス団体「エボリューション」に激震が走った。28日の新宿大会で、今後は運営会社を変えて新体制に入ることを発表。さらに旗揚げから団体を支えてきたZONESとChi Chiの主力2人が、そろって退団を宣言した。

 ZONESは第1試合終了後のバックステージで3月いっぱいでエボリューションの所属を離れ、4月1日よりフリーとなるとした。その後の取材に対し「まだまだエボリューションでやっていきたい、という気持ちも直前まで持っていました。ただ、今後のキャリアというところを考えて…。それでしっかり相談して、諏訪魔さんと石川さんも最後は了承してくださいました」と決断の経緯を語った。

 今後については、現在参戦中のリングに上がり続けるとした上で「今まで行ったことのない国内のリング…。あと海外は中国しか行ったことがないので、ぜひアメリカに行ってみたいという目標があります」と前を向いた。ともに団体を支えたChi Chiと同じタイミングでの決断になったが「本当に奇遇だなと思います。結構すぐに決めないといけなかったので、今月バタバタとそういった話し合いを会社としていたら、たまたまChi Chiも同じだったというか」とした。

 古巣については「初期メンバーが誰もいなくなってしまうことに、正直なところ申し訳なさはあります」と複雑な胸中を明かす。その上で「後輩に『ごめんね』とかそういったマイナスの言葉は絶対かけませんし、あの子たちは絶対もっとできると信じているので。外からにはなりますが、これからもソイとChikaのことを見守っていきたいと思っています」と後輩に託した。

エボリューションでデビューした当時のChi Chi(左)とZONES(2023年)
エボリューションでデビューした当時のChi Chi(左)とZONES(2023年)

 一方のChi Chiは決断にはタッグを組むSareeeの影響も大きかったとしつつ「〝海外に挑戦したいな〟という思いがすごく強くなり、どんどんチャレンジしていきたいなという気持ちがあります」と前を向く。暴走専務・諏訪魔の薫陶を受けてきただけに「どんどん仕掛けていこうかなと思っております」と〝暴走バービー〟になるかのごとく不敵な笑み。

 エボ女ストロング王座のベルトを保持しているエボリューションにも引き続き参戦したいとした上で「諏訪魔さんには本当にわがままを聞いていただいて…。私が一番生意気だったと思うんですけど。感謝です。まだまだなんですけど、自分が大きくなることが一番の恩返しなのかなと思うので」と飛躍を誓った。

 同じ決断のZONESには「別々に決断したんですけど…。ビックリしました。ZONESもまさか辞めるとは思ってなかったので。でも同期で同じ日にデビューして、同じ団体で、同じ師匠を持って血はつながっているはずなので、ずっと特別な存在ですね」と思いを寄せる。

 その上で後輩たちには「環境が変わって不安があったりとかする時って、一番人間が成長するチャンスなんですよね。『今が2人の大きく成長するチャンスの時期だよ』というふうには伝えました。〝上がいなくなった今、自分たちがやらなきゃいけない〟という気持ちになっていただかないといけないなと思います。2人だったらできると思っていますし、練習生もメインで教えてくれているのはあの2人なので、どんどん上の立場という自覚を持ってくれているのかなというふうに思います」と期待した。

 最後に腰に巻いたベルトに視線を移すと「今度は〝ゴリゴリの外敵〟として(挑戦を)受けて立ちたいと思います。その時は容赦ないですけど」と話していた。