MLBのタイガースに、とんでもない超新星が現れた。ケビン・マクゴニグル内野手(21)は26日(日本時間27日)の開幕となった敵地パドレス戦で「6番・三塁」で先発し、メジャーデビュー戦で5打数4安打2打点の大暴れ。初回の初打席から相手先発・ピベッタの初球を捉えて先制の2点二塁打を放って初安打&初適時打を記録するなど、いきなり主役をさらった。チームは8―2で快勝し、開幕投手を務めたタリク・スクバル投手(29)も6回3安打1失点、6奪三振で白星発進。投打の新旧看板が、開幕戦から鮮烈に並び立った。

 マクゴニグルは、ただの〝開幕サプライズ〟ではない。MLB公式の有望株ランキングで全体2位に位置づけられるタイガース屈指のトッププロスペクトで、球界でも卓越した打撃センスを高く評価されてきた逸材だ。遊撃を本職としながら、この日は三塁でデビュー。にもかかわらず、打席ではまるで百戦錬磨のベテランのような落ち着きを見せ、デビュー戦4安打は球団史上で1987年のビリー・ビーン以来。スクバルも「彼は本当に特別な選手」と絶賛し、ライリー・グリーン外野手(25)も「まるで700試合目みたいだった」と舌を巻いた。

 しかも、この日の衝撃と一挙一動をあらためて検証し直しても「一発屋」の匂いが明らかに薄い。記事では追い込まれてからの対応力、内角球への強さ、さらに内野安打をもぎ取る走力まで詳細にクローズアップ。要するにただ「打った」だけではなく、マクゴニグルには打撃技術、対応力、スピードが完ぺきにそろっている。

 だからこそタイガース首脳陣も開幕ロースターに抜てきし、周囲は早くも新人王候補として期待を寄せる。2年連続サイ・ヤング賞右腕スクバルが君臨する投手陣に、この21歳の打撃型内野手が本格的に加われば、タイガースの未来が一気に明るくなる。

 デトロイトは今季、3年連続のポストシーズン出場から42年ぶりのワールドシリーズ制覇を狙うだけではない。同時に「次の時代」と「常勝軍団の形成」まで幅広く視野に入れている。