ソフトバンクは18日の中日とのオープン戦(みずほペイペイ)に3―5で敗れた。先発の徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)が本拠地初登板で6回途中1失点と好投し、小久保裕紀監督(54)は開幕ローテーション入りへ「十分回ってくれそう」と合格点を与えた。
この日はWBC組の周東佑京内野手(30)、牧原大成内野手(33)がチームに合流し、試合前練習に参加した。19日には近藤健介外野手(32)も合流予定で、野手3選手は20日からの広島3連戦で開幕へ向けた実戦調整を進めていく。
オープン戦は残り3試合。シーズンへ向けた準備は最終段階に入る一方で、一軍枠を争ってきた若手野手陣には、なおアピールの機会が残されている。試合後、指揮官は「今日(ベンチ入りした野手が)15人しかいなかった。最後まで連れていく」と明言。WBC組が戻ってきた後も、22日の広島戦(マツダ)までは現在のメンバーを帯同させる方針で、当落線上の選手にも逆転で開幕一軍をつかむ余地は十分にある。
オープン戦が始まって以降、野手で明確に二軍降格を告げられたのは山本と高橋の2人のみ。これまでにも小久保監督が「ひと区切り」と絞り込みを示唆した場面はあったが、大きな整理には踏み込んでこなかった。加えて、この日は正木が蜂窩織炎で離脱。コンディション不良の選手が出ていることもあり、若手にとっては降格を免れたまま踏みとどまれる〝追い風〟も吹いている。
もっとも、チャンスは待つだけでは手に入らない。プロで生き残るには実力だけでなく運も必要だが、その運を生かせるかどうかは準備次第でもある。首脳陣からは「準備をどれだけするか。こっちに言われてから準備をしているようでは」と、取り組みへの厳しい声も上がった。
小久保監督も「最後の広島戦(マツダ)まではわからないと思っているので。どんなきっかけで残るかもわからない」と話している。開幕前最後のサバイバルで、首脳陣の目に留まる何かを示し、転がってきた〝幸運〟をつかみ切る若鷹は現れるか。












