片山さつき財務相は10日に行われた衆院財務金融委員会に出席。新NISA(少額投資非課税制度)に関する質問を受けた。

 安定的な資産形成を支援すべく、株式や投資信託などから得られた配当を非課税とするNISA。国民民主党の田中健衆院議員は「〝NISA貧乏〟という言葉が若い世代で流行語ほどにはいっていないのかもしれませんが、聞こえているようです。こういう現状について大臣の認識をお聞かせください」と質問した。

 これに片山氏は「委員の質問を受けて日経ビジネスさんの記事をみまして、これはちょっと(NISA貧乏に)ショックを受けたところですけれども、まさにこういったこともあるので金融教育というんですか、ライフプランニングをきちっと正しく公平な目で見て客観的に『いいな』というものを受けていただくことが非常に重要。分散投資で投資を始めるということは、(若者が)仕事を始めたときから非常に有用ではないかと…。その議論はNISAの最初の議論でもなされたものです」と指摘した。

 20代、30代が新NISAに資金配分を優先しすぎ、結果として生活が圧迫される〝NISA貧乏〟についても言及した。

「最適な資産運用だけでなくて、最適な毎年、毎月の自分のインカム(収入・所得)の使い方のようなことも金融教育の中には入ってくる部分じゃないといけないということは、より強く認識しなくてはいけないと思っております。『(新NISAが)積み立て自体が目的か』と言えば、まったくぜんぜん意図しておりません」と片山氏はキッパリと語り、広い範囲で客観的な金融経済教育の必要性などを訴えた。