F1の今季開幕戦オーストラリア・グランプリ(GP)決勝が8日に開催され、トラブル続発で迷走しているアストンマーティンはフェルナンド・アロンソがリタイア、ランス・ストロールが15周遅れのダントツ最下位と惨憺たる結果に終わった。

 F1開幕戦という晴れの舞台が〝テスト走行〟と化した。今季から本格復帰したホンダと組むアストンマーティンは、プレシーズンからパワーユニット(PU)の問題が続発。オーストラリアGPでもフリー走行や予選でトラブルが続き、エイドリアン・ニューウェイ代表が会見でホンダ批判を展開するなどいきなり空中分解の危機に陥る中で開幕戦決勝を迎えた。

 アロンソはわずか14周で問題を訴えてリタイア。その後修理を経て大幅な周回遅れでもデータ収集のため、異例の再出走をするもその後に改めてリタイアした。一方のストロールはスタートから終始最後方で、15周遅れとダントツの最下位でゴール。アストンマーティンは結局、他チームと争うレベルに達せず練習のような走行のままレースを終えた。

 アストンマーティンはレース中にチーム公式Xで「チームは部品の節約のため、フェルナンド・アロンソをオーストラリアGPからリタイアさせた」と発表したが、これに対してファンからは批判が殺到。「そもそもなぜレースに参加したのか」「恥ずかしい。2027年に向けて新しいエンジンサプライヤーを探せ」「アストンマーティンブランドにとって、なんとも残念なことだ! 誰もアストンマーティンの車を買いたがらないだろう。アストンマーティンは世界の笑いものになっている」「これは私が今まで見た中で最大の恥辱だ」などと非難の的になっている。

 海外のSNS上も大荒れで「アストンマーティンがグランプリに出場する代わりにテスト走行をしているのを見るのは信じられない」「アロンソはレースから脱落した。アストンマーティンは本当に恥ずべきものだ」「スーパーカーが約束されていたのにトラクターが来た。アロンソにふさわしくない」などと最高峰F1の舞台で露呈したお粗末なマシンが波紋を広げている。

 アストンマーティンとホンダは、果たしてどん底から巻き返せるのか、それとも…。