J1福岡の塚原真也監督(40)が3日、福岡市の雁の巣球技場での練習後に取材に応じ、7日のホーム名古屋戦(ベススタ)へ向けて守備の再構築を強調した。明治安田J1百年構想リーグWESTで1勝3敗、勝ち点2、得失点差マイナス5の最下位10位。前節の神戸戦(ノエスタ)は1―2で敗れ、指揮官は「失点数が多いので、そこをしっかり抑えないといけない」と課題を明確に口にした。
神戸戦は結果こそ伴わなかったものの、一定の手応えもあった。立ち上がりはハイプレスが機能し「前半30分までは我々が狙いたい形がたくさん出た」と振り返る。しかし、前半31分にMF見木友哉がレッドカードで退場。数的不利となった後半に2失点を喫した。「人数は足りていた。最後の1歩、人に強く行くことをもう一度提示した」と語り、ゴール前の強度と1対1の徹底を改めて求めた。
中盤ではボランチの脇や背後を使われる場面が散見されるが、神戸戦では中盤ゾーンで前向きに奪うシーンも複数あった。「組織的なプレッシングをさらに積み重ねたい」。奪いどころの基準を明確にし、全体をコンパクトに保つ守備の再徹底がテーマだ。
今節は退場処分により見木を欠く。攻守両面で軸となってきた存在の不在は小さくないが、塚原監督は「いる選手でやるしかない。競争」と前を向く。MF秋野央樹、MF福島和毅らにとっては出場機会をつかむ好機だ。一方でチーム全体の状態については「コンディションは悪くない。ケガ人も少ない」と説明。選択肢が増えつつある中で最適解を探る。
名古屋は可変しながら攻撃を仕掛けるチームで、前線と中盤に得点力のある選手を擁する。「全選手を警戒する必要がある」と分析するが、まずは自分たちの土台が優先だ。「ゼロで抑える時間をどれだけ延ばせるかが鍵になる」。WEST最下位10位からの浮上へ、ホームで反攻のきっかけをつかみにいく。













