J1福岡は、明治安田J1百年構想リーグ第2節(15日)のホーム・C大阪戦(ベススタ)に0―2で敗れ、今季初黒星を喫した。これでC大阪戦はJ公式戦5連敗。〝天敵〟の壁をまたしても破れなかった。

 前節から先発を1人変更し、U―23日本代表FW道脇豊が移籍後初スタメン。前線からのプレッシングとロングボールへの対応力を期待されての起用だったが、試合は立ち上がりからC大阪に主導権を握られる展開となった。

 失点は前半19分。最終ラインのパスミスから押し込まれ、GK小畑裕馬が一度は好セーブでしのいだものの、直後のCKからFW桜川ソロモンにヘディングで叩き込まれた。さらに前半終了間際には縦パス一本で左サイドの背後を突かれ、最後はFWチアゴ・アンドラーデに追加点を献上。警戒していた相手のスピードに乗った攻撃を止め切れず、2点ビハインドで折り返した。

 試合後、塚原真也監督は「前半の途中からシフトチェンジしていくことは伝えていたが、今までの福岡のベースである守備の硬さが少し薄れてしまった」と総括。「セットプレーの流れからの失点と、警戒していた形でやられた2点目が非常にもったいなかった」と悔しさをにじませた。

 後半はFW佐藤颯之介、FWシャハブ・ザヘディ、FW藤本一輝らを投入し、攻勢を強めた。ボールを動かしながら相手エリアへ侵入する場面も増えたが、最後の精度を欠き、ネットを揺らすことはできなかった。

 指揮官は「ボールを動かしながら相手のエリアに侵入する形はチャレンジしてくれた。ただ、最後を崩しきる、もしくはシュートを打ち切るところが出せなかった」と課題を口にする。

 道脇については「前線からのプレッシングと、ロングボールになった際の高さや収める力を期待していた。彼だけが悪かったわけではない」とかばいながらも、攻撃全体に目を向け「相手はパスもシュートもある中で迷わせながら打てていたが、うちはシュートしかない形で打たされていた」と分析。「トレーニングで改善していくしかない」と前を向いた。

 開幕戦でPK戦の末に白星をつかんだ福岡だったが、今節は攻守両面で課題が浮き彫りに。連敗ストップと巻き返しへ、修正力が問われる。