ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子ショートプログラム(SP、17日)で、2024年グランプリ(GP)ファイナルを制したアンバー・グレン(米国)が67・39で13位と衝撃の低迷。ロシアフィギュアスケート界の〝皇帝〟エフゲニー・プルシェンコ氏が酷評した。

 メダル候補と期待されたグレンは冒頭のトリプルアクセルこそ成功したが、後半に入ると予定していた3回転ループが2回転となるなどミスを連発。衝撃の低得点となり、ショックのあまり演技後は報道陣の取材に応じなかった。

 ロシアメディア「スポーツエクスプレス」でSPを振り返ったプルシェンコ氏は、米国勢を解説。まず「最も印象的だったのはアメリカのアリサ・リュウだった。彼女のスケーティングはまさに女性的で、軽やかで、完璧なスピンを披露した。プログラム後半のトリプルルッツ―ループのコンビネーションを含む、すべてのジャンプを完璧に決めていた」と3位に食い込んだアリサ・リュウを高く評価した。

 続けて「しかし、同胞のアンバー・グレンは期待外れだった。プログラムの滑り出しは素晴らしかった。トリプルアクセル、そしてトリプルフリップとトーループのコンビネーションを決めた。ところが、その後、気を緩めてしまった。トリプルループは着氷できると確信していたものの、集中力を失ってしまったのだ。結果は、ジャンプではなくバタフライ。後半は混乱、かつてのようなエネルギーが欠如し、そして得点表では13位に終わった」と酷評した。

 窮地からグレンの奇跡の巻き返しはあるのか。