ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が16日、仲間たちに感謝の思いを伝えた。

 今大会の高梨は3種目に出場。混合団体は丸山希(北野建設)、小林陵侑(チームROY)、二階堂蓮(日本ビール)、高梨の4選手で挑み、銅メダルを獲得した。この日のメダリスト会見では「今はすごくホッとした気持ちでいっぱい。自分のジャンプが本当にできる自信がそこまで持てていなかったけど、すごくみんなが支えてくれているというか、寄り添ってくれている感覚がすごくあった」と振り返った。

 個人ではノーマルヒル(NH)13位、ラージヒル(RH)16位とメダルには届かなかった。「個人としては悔しい結果に終わってしまったけど、いいジャンプが出たかなとも思うので、また次へつなげていけたら」と切り出した上で「選手としては自分のジャンプを見て、始めてくれる子供たちが増えてくれるのが一番うれしいこと。そういうパフォーマンスができるように今後も頑張っていきたい」と力を込めた。

 高梨にとって4度目の五輪が幕を閉じた。混合団体でスーツの規定違反による失格を受けた前回の北京五輪後は「本当にやってはいけないことをしてしまい、正直この場に戻って来られるとその時は思っていなかった」というが、周囲の支えもあって再び五輪の舞台に帰ってきた。「今回ようやく楽しんでこの試合に臨めた」。銅メダルを首にかけた高梨の表情は、充実感であふれていた。