「スーツの不正防止」も日本勢に追い風か。ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ混合団体(10日=日本時間11日)、日本が同種目初の銅メダルを獲得した。

 前回大会では、日本女子の高梨沙羅(クラレ)を含む計5人がスーツの規定違反で失格となり、大きな波紋を呼んだ。今大会は男女個人ノーマルヒル(NH)を含め、ここまで〝スーツ問題〟で失格となった選手は出ていない。

 昨年3月の世界選手権ではノルウェーの選手数人が、意図的に股下部分に規定違反の素材を使用して失格。先月15日に国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が、ノルウェー代表の指導者など3人に18か月の資格停止処分を科した。今季開幕前にFISは、不正防止のためにスーツの袖や裾などの形状を細かく定めた。

 先月25日にドイツで開催され、日本が初優勝した男子フライング選手権団体メンバーの内藤智文(32=山形市役所)は、こうした問題に私見を示した。「(選手の)技術的には、日本チームはかなり高いところにあると思う。そこ(スーツ)の戦略だったり、ヨーロッパ各国は国を挙げて取り組んでいる。今年みたいに大きくルールが変わって技術が必要になってくると、ぐっと日本チームは上がってくる」

 今大会の混合団体以外にも日本は丸山希(北野建設)が女子NH、二階堂蓮(日本ビール)が男子NHで銅メダルを獲得し、ここまで全種目で表彰台に上がっている。残り3種目(男子LH、女子LH、男子スーパー団体)でも、ルールの厳格化が日の丸飛行隊のメダルラッシュを後押ししそうだ。