ミラノ・コルティナ五輪のカーリング女子(コルティナ・カーリング五輪競技場)は12日にスタートする。日本代表のフォルティウスは初陣で強豪・スウェーデンと対戦する。スキップ・吉村紗也香、サード・小野寺佳歩と同じ北海道・北見市出身で同級生の石垣真央(34=GRANDIR)が本紙の取材に応じ、戦友たちの強みを明かした。2018年平昌五輪、22年北京五輪ではロコ・ソラーレ(LS)がメダルを獲得。女子日本勢として3大会連続の表彰台が懸かる一戦を制する〝カギ〟とは――。

 あと一歩のところで何度も涙をのんできたフォルティウスだが、今季は要所で勝負強さを発揮。石垣は幼なじみで元チームメートの吉村の変化が大きな要因だと話す。

 石垣 全員がとても能力の高い選手たちだけど、一番大きいのはチームの要である吉村選手が出産を経てよりパワーアップして帰ってきたところ。私と同じチームだった時にも頼りがいのあるスキップだったけど、ここぞというところで勝ち切れなかったことがあったように思える。でも(23年12月に第1子を)出産してからメンタル的に強くなったのか、プレッシャーのかかる場面でも物おじしなくなった印象がありますね。

 五輪の1次リーグは10チームが総当たり戦を行い、上位4チームが準決勝に進出。チーム別の世界ランキングでフォルティウスは4位。1位カナダ、2位スイスの実力が抜きんでる一方で、準決勝への残り2枠を3位韓国、6位スウェーデンと争う構図になりそうだ。

 石垣 初戦のスウェーデンはとても強いチームなので、初戦を乗り切れるかが大きいのかなと思うし、五輪はどのチームもレベルが高いので長丁場の試合になる。中盤辺りの体力的にも疲れてきて、アイスの変化も変わってくる試合で負けを増やすことなく、踏ん張れるかどうかが1次リーグの突破に向けては大事になるのでは。5勝4敗だと周りの状況次第になってしまうので、自力で準決勝に上がれることを目指すラインは6勝3敗かなと思います。

 フォルティウスのライバルだったLSは、長きにわたって世界の舞台で活躍。大きな壁となって立ちふさがってきたものの、LSとしのぎを削ってきた経験が五輪で生きそうだ。

 石垣 フォルティウスさんが戦ってきたLSさんは、世界でも本当に上位に入るチーム。そういったチームに引けを取らずに戦うことができている現状を踏まえると、フォルティウスさんもいい結果を日本にもたらしてくれるのではないかと思っている。もちろん(カナダやスイスなど)格上のチームには難しいところはあるかもしれないけど、他の試合では絶対に勝ってもらって、少しでも有利な状況で1次リーグを終えることができれば可能性はあると思います。

 石垣にとってフォルティウスは縁の深いチーム。小野寺とは年末に、LSの鈴木夕湖を含めた友人らと集まるのが恒例行事。セカンド・小谷優奈は富士急時代のチームメートだ。最後にはフォルティウスの戦士たちにエールを送った。

 石垣 元チームメートとして、そしてライバルとしても、フォルティウスさんには五輪で悔いの残らないように全力で頑張って楽しんで来てほしい。そういった姿が結果となって、メダルとして返ってくることを期待してます。