ノア11日の後楽園大会でGHCヘビー級王者のYoshiki Inamura(稲村愛輝=33)が杉浦貴(55)を破りV4に成功した。

 稲村はV2戦ではOZAWA、V3戦ではマサ北宮と極悪軍「TEAM 2000 X(T2KX)」の挑戦者を立て続けに撃破。この日は〝ゴッドファーザー〟杉浦との一騎打ちに臨んだ。

 稲村は、珍しくクリーンファイトに徹する杉浦と真っ向勝負の力比べを展開。ボディースラム、エルボードロップを決め、コーナーに上る。するとここでヨシタツ、OZAWAらT2KXのメンバーが巨大なケージをリングサイドに運んでくる。あっけに取られる稲村は杉浦の雪崩式ブレーンバスター、さらにはエプロンサイドで首へのドラゴンスクリューを食らう。やはり改心などしていなかった杉浦がレフェリーをひきつけている間に、檻の中に閉じ込められてしまった。

 しかしここで拳王が稲村の救出に登場。T2KXを蹴散らして稲村を出すと、逆にOZAWAとヨシタツをケージの中に閉じ込め、試合から排除した。

 再び杉浦との一騎打ちに戻った稲村は五輪予選スラムをカウント1で返し、掌底から無双を決めて攻勢に。この日来場した大谷晋二郎の技、スパイラルボムをさく裂させ、最後はDIS CHARGE(ダイビングボディープレス)でとどめを刺した。

 試合後マイクを握った稲村は「満を持して言わせていただきます」と次期挑戦者に指名し続けてもT2KXの横やりで対戦がかなわなかった拳王の名前を叫ぶ。再びリングに現れた拳王からは「今日は邪魔する奴らはケージの中にいる。今日は安心してるぞ」とした上で「ここ後楽園ホールで言ったよな。『お前には期待している。そして、俺の位置まではい上がって来い』と。稲村、よくはい上がってきたな。次は俺がGHCヘビーのベルトいかせてもらうぞ。お前がチャンピオンで俺が挑戦者…。このシチュエーション、俺はめちゃくちゃうれしいぞ!」と喜ばれた。

 稲村は「ミーとユーなら世界で一番のタイトルマッチができるとビリーブしています」と返答。日時を3月8日の横浜武道館大会に指定し「ミスター・ケンノー(拳王)、ユーのそのコスチュームのようなベリーホットな、GHCなファイトをエンジョイしましょう」と固い握手をかわしていた。