〝古巣〟の反響は――。米プロフットボールNFLの優勝決定戦「第60回スーパーボウル」(8日=日本時間9日、カリフォルニア州サンタクララ・リーバイススタジアム)のハーフタイムショーに出演したプエルトリコ出身の人気ラッパー、バッド・バニー(31)のパフォーマンスが、大きな話題を集めている。

 バニーは冒頭から一貫してスペイン語でラップ。ショーの中盤で登場した米人気歌手レディー・ガガは英語を披露したものの、同郷の歌手リッキー・マーティンの登場も含め、スペイン語で「我々はともにアメリカ」のメッセージを強く押し出した。このため、トランプ米大統領らを筆頭に保守層から大批判を浴びている。

 一方、バニーに熱烈なラブコールを送ったのが、世界最大のプロレス団体WWEだ。バニーはプロレスラーとしても活動しており、2021年の祭典「レッスルマニア37」ではタッグ戦に出場。22年1月には時間差入場バトルロイヤル・ロイヤルランブル戦、23年6月には地元のプエルトリコ大会で後の世界ヘビー級王者ダミアン・プリーストをシングル戦で破った。

 そのプリーストは自身のX(旧ツイッター)で「とても誇らしい。ありがとう。いつも誇りと愛と持って代表している。世界への実証主義」と投稿。祭典ではタッグを組んでおり、バニーとの2ショットもアップして称賛した。

車の上で踊るバッド・バニー(ロイター)
車の上で踊るバッド・バニー(ロイター)

 前統一WWE王者の〝アメリカン・ナイトメア〟コーディ・ローデスもインスタグラムのストーリーに「リッキー・マーティンの登場でホント、背中から落ちそうになった…最高」とポストし、炎の絵文字も付けて感嘆の声を上げた。コメンテーターのコーリー・グレイブスもXで「才能は才能だ。スターはスターだ。言語に関係なく。これは楽しい」と投稿した。

 さらにインターコンチネンタル王者のドミニク・ミステリオはXに「ローガン・ポールがスーパーボウルのハーフタイムショーでバッド・バニーを攻撃し、レッスルマニア42でバニーとの対決を実現させる。プエルトリコ人のこの壮大なバトルを見せてよ」。さらにショーの後には「ハーフタイムをレッスルマニアに変えた」と記し、プロレスの祭典「レッスルマニア42」(4月18、19日、米ラスベガス)でローガン vs バニーの世紀のセレブリティマッチをぶち上げた。

 米人気YouTuberを兼ねるローガンは、弟でボクサーのジェイク・ポールがバニーの出演について「米国を憎む偽者の米国市民がパフォーマンスするなんて。俺は支持できない」などと批判していた。これに「俺は弟を愛してるが、これには賛成できない。プエルトリコ人もアメリカ人で、島から生まれる才能を披露する機会を与えられてうれしい」と、珍しく最愛の弟とも対立。なぜかバニーを支持したが、果たして…。