〝肝っ玉〟の強さで日本勢のメダル第1号をつかんだ。ミラノ・コルティナ五輪ノルディックスキー・ジャンプ女子個人ノーマルヒル(7日=日本時間8日)、初出場の丸山希(27=北野建設)が1本目97メートル、2本目100メートルを飛び、計261・8点で銅メダルを獲得した。
前回2022年北京大会の代表入りを目指していた21年10月。全日本選手権で着地の際に転倒し、左ひざ前十字靱帯損傷などの大けがを負った。失意からの再起を遂げた丸山は「ここに来るまですごく長かったけど、こうしてメダルを取れて、スキージャンプを続けてきて良かった」と満面の笑みを浮かべた。
遅咲きのヒロインは3人きょうだいで、小学4年時に兄と姉の影響でジャンプを始めた。同じ所属先で五輪2大会連続出場の岩渕香里さん(32)は、その人柄をこう明かす。「一言で言うと〝ザ・末っ子〟という感じ(笑い)。人生ずっと末っ子で生きてきたんだろうなと感じるけど、甘えるというか、頼るところはしっかり頼ってくる。ちゃっかりしていて、自分の損になることは全くやらないし、自分のやるべきことは自分でやるしっかりした子」
その上で「甘えることができるのも含めて、丸山選手はすごくメンタルが強いと思う。今までの戦歴を見てきても、ビッグゲームでしっかり結果を出せるタイプ。昨季(総合18位)も自分の納得がいく結果が出せない中で、世界選手権でシングル(ラージヒルで7位)に入ったり。ちゃんといいジャンプを整えて、ビッグゲームで飛んでくる」と、大一番での勝負強さに太鼓判を押した。
今後は日本時間11日に混合団体、16日に得意のラージヒルを控える。強心臓が持ち味の丸山は「私のスキージャンプを始めた時の目標は、五輪の金メダル。もう一回、自分のベストパフォーマンスを出せるように取り組んでいきたい」と力を込めた。













