Jリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏が2日、サッカー界の〝風習〟を批判した。

 89歳の同氏はこの日、都内で行われた明治安田Jリーグ百年構想リーグの開幕イベントに出席し、Jリーグの野々村芳和チェアマンとトークセッションを行った。その中でサッカー選手が審判に抗議する状況について触れ「今、ものすごく言うよね。それが一番気に入らない。審判に文句言ってどうするの。ラグビーは一切言わない。ラグビーの人から、なんでサッカーはレフェリーに文句いうのかと言われる。僕としては恥ずかしい」と苦言を呈した。

 さらに「30年前から思っていたこと。直っていない。(Jリーグ初期に)しょっちゅう文句を言う外国人選手が3人くらいいて、(当該選手が所属するクラブの)社長に文句言わないように言えと言っても変わらなかった。審判に文句を言っているのを見てて不快にならない人はいない。サッカーとラグビーの比較で悪いことは審判に文句を言うこと。ラインズマン(線審)に文句を言ってどうするの。一番、今のJリーグに言いたい」と、まくし立てた。

 1993年に10クラブでスタートしたJリーグ。初代チェアマンは、変わらないサッカー界の状況に言わずにはいられなかったようだ。