3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表に選出されたレッドソックスの中継ぎ右腕、ギャレット・ウィットロック投手(29)が本紙の電話インタビューに応じた。WBCへの意気込み、侍ジャパンの中心であるドジャースの大谷翔平投手(31)について語った。

 メジャー5年目の昨季は62試合に登板し、7勝3敗、防御率2・25、72回を投げ91奪三振をマーク。身長196センチの右サイドから繰り出される95~97マイル(約153~156キロ)のストレートとシンカーは威力十分で、昨季の被本塁打はわずか2本だ。

 ――いつ、どういう形で打診されたのか

「(米国代表の)マーク・デローサ監督から11月の感謝祭前に代表入りを打診された」

 ――直接か

「びっくりしたよ。僕はジョージア州出身で、彼もジョージア州に住んでいるんだ。彼の電話番号はアトランタの市外局番で、僕は最初、それは知らない番号で、詐欺電話だと思って出なかった。登録していないアトランタからの電話は大抵が詐欺だと知っているから。だけど彼はボイスメール(留守電)にメッセージを残してくれていて、それを確認した瞬間、『ああ、なんてこった』って思ったんだ」

 ――家族の反応は

「彼らも僕と同じくらい驚いていた。つまり、それはまさに夢が叶った瞬間だった」

 ――これまで代表の経験は

「いや、どのレベルでも、トライアウトすら、これまで一度も招待されたことはないんだ。だからそれはずっと夢だった。でも、その機会を得るほどの実力なんて、一度もなかった。だから今回は、この機会が巡ってきたことにただただ光栄で、恵まれていると思う」

 ――いつもと違うオフシーズンか

「うん、少しね。でも、そんなにクレイジーな変化はないよ。普段より2週間ほど進んでいる感じかな。普通の春季キャンプと大きく違うわけじゃないけど、少しは違う」

 ――24年5月に右ヒジを手術、復帰した25年は好成績を挙げた。何かつかんだのか

「かなり良いルーティンを見つけられたと思う。これまでのケガを通じて、自分の体の仕組みを少し理解できたし、トレーナーやスタッフと協力して、自分の体に最適なトレーニング方法などを模索してきた。今はそれを日常的に実践して、毎日フィールドに立てる最高の状態を保つようにしている」

 ――大谷との対戦成績は7打数1安打(二塁打)、1三振、無四球。WBCでも、いいイメージを持って対戦できそうか

「彼とは何度も対戦してきたが、(同地区でもないのに)7度というのは多い気がする。できれば、できることなら彼と対戦させてほしい。彼が左打者だから、左投手を起用してくるだろうけど。でも彼は間違いなく、この世界で最高の打者だ。最高の選手と対戦するのはいつも楽しい」

 ――今後の予定は

「今週の日曜に(キャンプ地のフロリダ州)フォートマイヤーズへ向かう。レッドソックスの春季キャンプに、少し早めに合流するためだ。その後はアリゾナへ移動して、米国代表キャンプに参加する予定だ。要するに、チームから合流要請があれば、その都度対応していく感じだな」

 ――レッドソックスでは背番号22を付けているが、代表では

「僕の22番は絶対にない。クレイトン・カーショーがチームにいる(笑い)。殿堂入りする選手が、間違いなく22番を背負うべきだし、そうなると思う」

 ――米国代表について

「きっと、きっと楽しい大会になる。もちろん、勝者になるか敗者になるかの真剣勝負になる。早く始まって何ができるか見てみたい、ワクワクしている」