MLB公式サイトは24日(日本時間25日)、このオフに各球団がFAやトレードで実施した「ポジション別アップグレード・トップ10」を選出した。昨季、「深刻な課題を抱えていた分野に対処するため、大きな努力を払った」フロント陣の手腕を評価する企画だ。

 数ある補強の中で注目されるのは、ドジャースによる「クローザー」と「左翼」の刷新だ。昨季、抑えの失敗に泣いた王者は通算253セーブの守護神エドウィン・ディアス投手(31)を3年総額6900万ドル(約107億円)で獲得した。昨季の正左翼手のマイケル・コンフォート外野手(32)は138試合で12本塁打、OPS6割3分7厘とサッパリ。4年総額2億4000万ドル(約372億円)で契約したカイル・タッカー外野手(29)を右翼手で起用、守備に不安のあるテオスカー・ヘルナンデス外野手(33)を左翼に回すことで穴を埋めた。

 カブスは5年総額1億7500万ドル(約271億円)でアレックス・ブレグマン内野手(31)を獲得し、「三塁手」を補強。昨季32本塁打を放った鈴木誠也外野手(31)らと共に強力な打線を形成する。

 このリストの最後、10番目にランクインしたのがホワイトソックスの「一塁」で、村上宗隆内野手(25)の獲得を評価した。昨季の一塁手陣がリーグ平均を大きく下回る低調な成績に終わったチームは、「予想以上に軟調だった村上の市場をうまく利用した。25歳の彼のコンタクト能力には深刻な懸念があるものの、2年3400万ドル(約53億円)という低リスクの契約で、シカゴに計り知れないパワーの潜在能力をもたらすだろう」と、村上の長打力が再建中のチームにもたらす影響に高い期待を寄せた。