ジャーナリストの鈴木エイト氏が23日、文化放送のラジオ番組「長野智子アップデート」に出演。突然の衆議院解散と旧統一教会「TM特別報告」の関連性について考察した。

 メーンパーソナリティーの長野智子が「解散をするのは、TM特別報告書について国会の追及を逃れるためでは?という報道もある。一体何が書いてあるのか」と質問すると、鈴木氏は「元は5000ページぐらいある。統一教会は世界各国で政治工作をしているが、その各国の幹部が韓鶴子総裁に報告をする内容を取りまとめ上納しているもの。世界各国でどのような政治工作が行われているかというところが見えてくる」と解説した。

 国会追及で避けたかったポイントについては「一番名前が出てくるのが萩生田光一さん。あともう1人、重要になって来るのが佐藤啓官房副長官。高市早苗首相の側近です。彼が安部元首相銃撃事件当日に統一教会が応援集会を開いた。本人は安部元首相が街頭演説に来られることになったので、大和西大寺駅前に行き代わりに妻が応援集会に参加したということが書かれている」と指摘。

 佐藤氏は山上徹也被告の裁判に証人として出廷しているが「ご自身が統一教会から支援を受けているとか、そういうことをおくびにも出さずに法廷で話しており、これは道義的にどうなのか?というところを含め、国会が開かれていたら野党は当然追及してくる。(解散は)そういうところを避けたいという意図があったのではないか?とどうしても見えてしまう」と疑いの目を向けた。

 さらに、同報告書の記述で目をひく部分として「岸田政権のときの閣僚の山際(大志郎)さんなんかも出てくる」と挙げ、「山際さんのところには政策秘書として統一教会の関係者が送り込まれているとこれまでも言われてきた。とすると、首相官邸に出入りしてる。国防上の問題も絡んでくる。当然『山際さんは私たちと親しい』とか、『友人のようだ』とか書いてある」と厳しい口調で述べた。

 その上で「高市首相はスパイ防止法を推し進めていて、これは統一教会と関連団体の国際宗教連合が推しているもの。統一教会って諜報機関のKCIAとかかわりがあると言われている」と指摘し、「KCIAは今はない組織だが、そういう団体とかかわりがあるとされる韓国の政治工作団体が、国の中枢に関わる政治家の奥まで入り込んで、首相官邸にまで入り込んでいるんじゃないか?という中で、スパイ防止法を推し進めるのなら、どこまで入り込まれ、どこまで国益が損なわれていたのか? そういったことをちゃんと調べるべきだと思う」と訴えた。