フィギュアスケート女子で2026年ミラノ・コルティナ五輪代表の坂本花織(25=シスメックス)は、愚直に金メダルロードを歩んでいる。
昨季までは過度に体重を気にするあまり、1日の食事摂取量が1000キロカロリーを下回ることがあった。しかし、今季は25年7月から食品大手「味の素」が坂本の栄養面をサポート。担当の高柴瑠衣さんは「朝起きるのがつらくて、ご飯を食べられずに練習に向かうこともあったし、時間に追われて一日一食の時もあった」と当時を振り返る。
体調を整えるためには、食事管理も重要となる。そこで高柴さんが「朝、昼、夜、補食」と分けて食事を摂取するように勧めると、すぐさま実行。「7月に提案をして1か月後の8月に再び会った際に、坂本選手は忙しいので一つでも取り入れられたら前進だなと思っていた。だけど、1か月後に聞いた時には『全部やっています』と言っていた」と驚きを口にした。
必要だと思ったことはすぐさま取り入れ、努力を重ねるのが坂本のすごさ。16日には兵庫・神戸市内で練習を公開し、指導を仰ぐ中野園子コーチからは「最後までやる!」「あきらめない!」などとゲキが飛ぶも、当の本人は「(まだ)優しくなかったですか?」とケロリ。厳しい練習を繰り返すことは、当たり前というフェーズに入っている。
自身3度目の五輪へ「あらゆる欲が出てきている。団体では個人に向けていいスタートを切れるように銀メダル以上、できれば金メダルを目指したい」。一歩ずつ道を切り開いてきたエースは、大輪の花を咲かせる準備を整えている。













