ヤンキースが2009年を最後に昨季まで26年間、ワールドシリーズ(WS)優勝から遠ざかり、容赦ない評価が突きつけられている。

 24年はドジャースとの頂上対決に敗れ、昨季はブルージェイズとの地区シリーズで敗退。またしても頂点に返り咲けず、主将を務めるアーロン・ジャッジ外野手(33)の資質を問う厳しい意見も飛び、注目を集めている。

「アーロン・ジャッジはリーダーではないと思う。彼は感情をほとんど見せない。それが彼の本質だ。生まれつきリーダーではない人間を無理にリーダーにすることはできない。彼が生まれつきのリーダーでないなら、彼からリーダー性を引き出すことはできないだろう」

 そんな声を浴びせたのは野球コンテンツクリエーターで、ポッドキャスターのジェイク・ザヴィッキ氏。自身の番組「Hold My Ball」でジャッジのリーダーとしての資質に疑問を呈した。言うまでもなく、ジャッジはヤンキースの看板選手であり、3月に開催されるWBCで米国代表の主将も務める〝顔〟だ。しかし、常勝を義務づけられながらチームをWS優勝に導けないシーズンが続き、真っ向から〝失格〟の烙印を押された格好だ。

 さらに、同氏はWS連覇を果たしたドジャースでクラブハウスのリーダーに君臨するミゲル・ロハス内野手(36)とジャッジを比較。昨年のWSでは第5戦まで出場機会がなかったが、6、7戦で好守と値千金の同点ソロを放ち「彼(ロハス)は明らかに重要な場面で決定的な活躍を見せたが、そもそも彼がその試合に出場できたのには理由があるのだ」とまで断言した。

 ジャッジのキャプテンシーを真っ向から否定するかのような言い分は波紋を呼び、複数の米メディアに取り上げられ、ファンの間でも議論を呼んでいる。

 大手紙「タイムズ・オブ・インディア」(英語電子版)も9日(日本時間10日)に「ジャッジが2022年シーズン終了後からヤンキースのキャプテンを務めているにもかかわらず、彼は真のリーダーではないと述べた。彼の発言は瞬く間にソーシャルメディアで拡散された。ジャッジは2026年のWBCで米国代表チームを率いることが決まっており、このタイミングでの発言は多くの人々を立ち止まらせ、耳を傾けさせた」と報じている。

 さまざまな声が飛び交うことは、ある意味でヤンキースの宿命だが、今後も波紋を広げそうだ。