日本ハムの万波中正外野手(25)が、持ち前の「超ポジティブ思考」を武器に今季の飛躍を誓っている。8日に二軍施設のある千葉・鎌ケ谷で自主トレを公開。昨季は127試合に出場し、20本塁打(リーグ4位)、56打点(同5位)と打撃面では一定の数字を残したものの、守備では2年連続受賞していたゴールデン・グラブ賞を逃し、チームも2年連続リーグ2位に終わった。

 悔しさを糧に、オフの取り組みは例年以上に早かった。「例年より2、3週間早く練習もスタートできているので」と語り「(球団の)関係者が全員驚くような仕上がりでキャンプインしたい」と、2月1日開幕の春季キャンプを見据えて準備を進めている。

 万波を支えているのは、日頃からの前向きな思考だ。新年恒例の初詣でも、その姿勢は変わらない。「いつも悪いのばかり出る気がして引いてこなかった」というおみくじに、今年は友人に誘われて挑戦。結果は「凶」だったが、本人は意に介さなかった。

「世間を見てたら(新年早々)凶の人ってほぼいないんで。みんな正直、確率怪しくない、っていうぐらい吉ばかりじゃないですか。だから逆にいいかなと」

 人と同じでは、結果も同程度に収まりがち。「何かを少しずつ変えていかないといけないので」という意識が、凶を〝最強〟に変える原動力となっている。

 今季に向け、バットもグラブも一新。より重く長いバットに替え、グラブも強度と捕球性能を重視した仕様に変更した。外野陣の競争は年々激しさを増しており、万波自身も安泰ではない。

「僕もまた一から競争だと思っているので。スタメンの座をつかめるようにキャンプ初日から全力でいけるようにしたい。あとはチームとして絶対優勝するっていうところで。できる限り僕の力を発揮して貢献したいと思っています」

 昨季の悔しさをすべて前進のエネルギーに変え、25歳は新たな2026年シーズンへ踏み出そうとしている。