第104回全国高校サッカー選手権を制するのは――。元日本代表ストライカーで清水東高(静岡)時代の第62回大会で1年生ながら10番を背負って得点王(5得点)となった武田修宏氏(58=本紙評論家)が準決勝(10日、国立競技場)で激突する尚志(福島)―神村学園(鹿児島)、鹿島学園(茨城)―流通経大柏(千葉)の戦いを分析した。
武田氏は大会前に選手権4強を神村学園、流経柏、大津(熊本)、前橋育英(群馬)と予想。実際に2チームが準決勝に進出を果たした。
そんな元ストライカーは第1試合について「神村は優勝候補ナンバーワン。攻守にハードワークができて、ボールをつなげるし、裏へも速い。準決勝もボールを支配するでしょう。対する尚志の方は守備ブロックをつくってボールを奪ったら一気に攻撃を仕掛ける展開になると思う」と予想。「勝負のポイントになるのは神村の個性あるFW陣。3試合14得点の攻撃を、尚志の4試合1失点の守備陣が耐えられるか。逆に尚志は神村の攻撃をしのいでカウンターでゴールを狙えるか。お互いにスタイルを貫けるのか」と分析した。
第2試合は「流経柏が主導権を握る戦いになるんじゃないかと思う。しっかりとボールを握って、パスをつないで攻撃していくのかな。準々決勝とは逆の展開。鹿島学園は守備ブロックをつくって、チャンスをうかがって速攻を狙うだろうね。試合は中盤でつぶし合うかもしれない。勝負ポイントは、お互いに消耗する後半じゃないか。流経柏はボール際も強いし、選手層も厚い。Jクラブ内定選手がベンチから出てくる。鹿島学園がそこをしのげるか」と予測した。
武田氏は「準決勝から満員の国立競技場が舞台になる。自分も経験したけど、大観衆の前ではミラクルなことも起きる。その辺が試合の勝敗にどう影響するか。目が離せないし、そこは楽しみ」と語った。
また高校サッカーOBとして「年末年始、高校サッカーと箱根駅伝を見て、試合に出る、出ないに関係なく一つの目標に向かって協力し、努力し、最後まであきらめずに頑張る姿はサッカーの本質、原点を再度確認でき、感動します。この経験を未来の人生に役立て仲間を大事に、両親に感謝して頑張ってほしい」と語っていた。














