〝レフェリーストップ問題〟への見解は――。RIZINの榊原信行CEO(62)が、大みそかに行われた格闘技イベント「RIZIN師走の超強者祭り」(さいたまスーパーアリーナ)を総括した。

 メイン戦では朝倉未来(33)が、RIZINフェザー王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25)のグランドパンチを浴び、衝撃の1ラウンドTKO負け。試合後は頭部のダメージが大きく、リング上でメディアスタッフに囲まれた。そのままタンカで首を固定され運ばれて、救急車で病院に搬送された。

 榊原CEOは大会後の総括会見で、未来は意識がある状態で精密検査を受けているとし「未来の回復をしっかりサポートしていきたい。ファンのみんなも、未来のくれたエネルギーを前向きに受け止めてほしい」と話した。今後が心配される中、リング上では「完全に意識が飛んでいる状態ではなかったが、ダメージもあるし、タンカで運ぶという事態となった。本人は少し吐き気もあるという状態だったので、救急車で運ばれた」という。

担架で運ばれる朝倉未来
担架で運ばれる朝倉未来

 また、敗れたことで進退問題に発展する見通しは「この試合には引退をかけていない。フィジカルの部分の回復次第だと思うが、この試合を引退試合にするとは考えていない」と否定した。一方、未来がシェイドゥラエフから後頭部に一方的にパウンドをくらって病院送りとなったため、SNS上では「レフェリー、早く止めろよ」「遅すぎる。危険だよ」などの声が上がり、レフェリーが試合を止めるタイミングの「遅れ」が指摘された。

 これに関しては「まずタイトルマッチであるということ。レフェリーもポジションを変えて、未来の表情をしっかり追っていた。本当の思いを持って戦うタイトルマッチは、なるべくTKOには進みたくない」と語る。その上で「未来のケガの状況に応じては、ストップが遅かった、早かったという声は出るだろうと思っていた。僕の(座っていた)側から未来の表情は見えなかったが、僕の側からは『いいタイミングで止めたな』と思った」とし、レフェリーのストップするタイミングに問題はなかったとの見解だった。

 2026年の大みそか大会は常会場だったさいたまスーパーアリーナが改修に入るため、愛知・バンテリンドームナゴヤで開催される。愛知・豊橋出身の未来のご当地ではあるが「そこにはあまりこだわらす、来年活躍してくれる選手をラインアップしたい」とだけ話していた。