超人気ユーチューバーも凄惨なシーンに悲鳴を上げた。

 大みそかの格闘技イベント「RIZIN師走の超強者祭り」(さいたまスーパーアリーナ)で、RIZINフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(25=キルギス)に挑戦した朝倉未来(33)が、何もできずにTKO負けした。

 試合が始まると、未来は大声援を背に左ミドル、左ハイキック、ヒザ蹴りを繰り出したが、組み付かれると軽々とリフトアップされ、マットにファルコンアローの形で叩きつけられてしまう。なんとか立ち上がったが今度はバックに組み付かれ、ジャーマンスープレックスを被弾。さらに起き上がりこぼし式に2発目のジャーマンスープレックスでぶん投げられた。

 さらにコーナーに押し込まれると後ろから強烈なパンチを顔面に何発も食らう。さらにテークダウンされ、バックマウントで背中に馬乗りされ、強烈なパンチを何発も側頭部に受けて全く動けなくなり、レフェリーが試合を止めて2分54秒でTKO負けとなった。

 試合後、大の字になった未来はそのままタンカに乗せられてリングを去った。

 大みそかの〝惨劇〟に顔面蒼白になったのは、未来と交流あるトップユーチューバーのヒカキンだ。この日、ユーチューブサブチャンネル「Hikakin ClipTV」で同大会の様子をライブ中継。試合前こそ「勝ってくれ!」「おそれずに突っ込んで欲しいわ」「覚悟決まってる。みんな応援しよう。埼玉にパワー送りましょう」などとハイテンションに語っていたが、未来の劣勢が続くと、次第に表情が曇っていく。

「持ち上げられてる。ジャーマンみたいになってる。バケモンだ」「強すぎる。動けない」

 結果は無惨なTKO負け。ヒカキンはすぐに未来の〝異変〟に気付く。

「あれ?大丈夫か。朝倉くん、(意識)もうろうとしてる。ずっとこう(頭をガード)していたんですけど、だいぶダメージが。やべー朝倉くん、起きれない。ちょっと大丈夫か。ヤバイぞ、昏睡だぞ」

 ヒカキンは心配そうな表情を浮かべ「ちょっと待って! 見たことないぞ。ちょっとマズイぞ。意識が…。やばい」。30秒以上沈黙し、首を横に振り「ヤバイな、首を固定して運ばれてるんですけど、意識が…」と祈るように言葉を紡いだ。

 そして「俺は『大丈夫だ』と祈るけど、見たことない感じだった。このあとすぐ復帰してくれたらいいんだけど、朝倉くん頭守ってるから、レフェリーの人も迷ってたんだけど、結構殴られちゃって。シェイドゥラエフがあいさつした時は目が開いてるんだけど、そのあと意識なかったように見えたな。最後担架が走っていったんですよ。医療チームが。意識ないように見えたけど、わからない。ダウン気味から20発くらい殴られてた。本当にまずい…。大丈夫かなぁ」と絞り出すように語っていた。