〝同期〟で高め合う――。2026年ミラノ・コルティナ五輪最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権初日(19日、東京・国立代々木競技場)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)は77・50点で3位発進となった。

 中井の前を滑った島田麻央(木下グループ)が79・33点の高得点をマーク。同じ08年生まれのスケーターによるハイパフォーマンスに「びっくりしたし、すごいと思った」と刺激を受け、指導を仰ぐ中庭健介コーチに「麻央ちゃんが頑張ってるから自分も頑張ります」と伝え、氷上に立った。

 その中井は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)など3本のジャンプをすべて着氷。スピン、ステップもレベル4でそろえた。島田に負けない好演技には「一緒にトリプルアクセルを跳ぶ仲間でもあり、きっと同じ緊張感だったりもあると思うけど、それを2人とも一緒に乗り越えられたのはすごく良かった」と声を弾ませた。

 首位の坂本花織(シスメックス)は79・73点を記録。ただ、2位の島田、3位の中井も優勝圏内につけている。「麻央ちゃんは4回転やトリプルアクセルの(成功)確率がすごく高い。自分より遠い存在」と口にしながらも「ずっと戦ってきたので、一緒に出た全日本選手権で上位を争えることはうれしいし、自分にとって大切なこと」と神妙に語った。

 21日のフリーは「トリプルアクセルも降りたいし、お互いに最高の演技をして勝負したい」と力を込めた中井。若き力をフル活用し、エース・坂本の背中を追いかけていく。