現役ドラフトで広島が楽天から獲得した辰見鴻之介内野手(25)が19日、広島市内で入団会見を行った。

 チームカラーの赤のネクタイ姿で背番号69のユニホームに袖を通した辰見は「まずは開幕1軍を目指して、最低でも2ケタは盗塁したい」と鯉戦士の一員として、抱負を述べた。移籍の一報は郷里の福岡で自主トレ中に、楽天の石井GMからの連絡で知ったことを明かし「あるかなと思っていた部分もあった。気持ち的に準備していた」と、心の片隅では26年を新天地で迎えることも予感していたという。

 楽天では22年の育成ドラフトで入団し2度、育成と支配下の昇降格を経験した苦労人。一軍出場は通算で2試合のみにとどまっている一方で、今季はイースタン・リーグで31盗塁を記録し盗塁王、打率2割8分、守備でも二塁、三塁の内野に中堅などの外野も守れる器用さもあり、〝開花〟へのポテンシャルは秘めている。

 「ずっと一軍でやりたいと強く思っていた。スピードというか、そこの武器は、磨いていかないとこの世界では生き残っていけないと思うので。まずは自分の武器である足を生かして、どんな形であれ、ホームにかえって、点を取る仕事ができれば」。脚力自慢のユーティリティ・プレーヤーとして新天地で一軍定着を目指す。