日本維新の会・吉村洋文代表は16日、自民党の高市早苗首相(総裁)と会談。今国会で衆議院の議員定数削減が野党の反発で審議入りしなかったことに言及した。

 自維の連立合意書(10月20日)には「衆議院の定数削減法案を今国会で提出し、成立を目指す」と明記されていた。

 維新は15日の衆院政治改革委員会で、企業・団体献金の受け手規制を強化する政治資金規正法などに関する採決を求める動議を提出した。

 これは早期に規制法改正案を採決して定数削減法案の審議入りを図る狙いがあった。ところが、立憲民主党を始めとした野党側は「質疑や修正協議が尽くされていない」と一斉に猛反発したことで今国会での成立が難しくなった。

 高市首相と吉村氏は会談後に開いた共同会見のなかで、定数削減法案の今国会での審議入りを断念し、年明けの通常国会での成立を目指すことで合意した。

 吉村氏は「(高市)総裁にも申し上げしたが、難しい法案を自民党でまとめていただいたことには感謝を申し上げたい。その上で実現することが重要だと話しました」とした。

 その上で「しかしながらですね、(定数削減法案は)12月5日に提出したにも関わらず、審議すらされずに国会が終わってしまうのは残念だと思っています。しかし法案は提出していますので、来年の通常国会で実現させようと総裁と合意したと思っています。審議されない以上、成立しようもない。野党のみなさんにしっかり審議してもらいたいと思います」と少しガッカリした表情を見せながら訴えた。

 一方、立憲民主党の安住淳幹事長は国会内で報道陣の取材に「政治資金の問題を棚上げして、それでこっち(定数削減)というわけにはいかないわけですからね。連立優先で中身のない法案だったと思います。当然の結果じゃないですか、議論もできないのは。(与党側が)コンセンサスづくりをていねいにやっていくことに尽きるのではないのか」と語った。