米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は15日(日本時間16日)に、ドジャースが選手に払う年俸の「後払い分が10億ドル(約1553億円)を超えた」と報じた。
9日(同10日)に3年総額6900万ドル(約107億2000万円)で合意したエドウィン・ディアス投手(31)に支払われる年俸のうち、1350万ドル(約21億円)が後払いされることが判明したためだ。
ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者は15日に自身のX(旧ツイッター)でディアスの契約内容の詳細を明かした。それによるとサインボーナスは900万ドル(約14億円)で、年俸は2026年が1400万ドル(約21億7000万円)、27、28年が2300万ドル(約35億7000万円)でうち450万ドル(約7億円)が後払い。29年は650万ドル(約10億円)の球団オプションとなっている。
これによりドジャースの後払い金の合計は10億6450万ドル(約1653億円)となった。大部分は大谷翔平投手(31)に支払われる予定で、34年から43年にかけて6億8000万ドル(約1056億円)だ。2番目に多いのはムーキー・ベッツ内野手(33)で33年から44年にかけて年俸と契約金の合計1億2000万ドル(約186億4000万円)が支払われる。
その他の選手はブレーク・スネル投手(33)が6600万ドル(約102億5000万円=35~46年)、フレディー・フリーマン内野手(36)は5700万ドル(約88億5000万円=28~40年)、ウィル・スミス捕手(30)は5000万ドル(約77億7000万円=34~43年)、テオスカー・ヘルナンデス外野手(33)は3200万ドル(約49億7000万円=30~39年)、トミー・エドマン内野手(30)が2500万ドル(約38億8000万円=37~44年)、タナー・スコット投手(31)は2100万ドル(約32億6000万円=35~46年)となっている。
今季のドジャースの年俸総額は米サイト「スポットラック」によると約3億5000万ドル(約544億円)でメジャートップだった。潤沢な資金力を使って有力選手を次々と獲得し、ワールドシリーズ連覇を達成したことで年俸の後払いは〝抜け道〟と批判され、「悪の帝国」と風当たりが強くなっている。
26年12月には現行の労使協定が失効。新協定の交渉は難航必至だ。北米四大プロスポーツで野球だけが未導入のサラリーキャップ制を求めるオーナー側と選手会側が対立し、ロックアウトの可能性の取り沙汰されている。ドジャースの後払い10億ドル突破は来オフに影響するのは間違いなさそうだ。













