柔道のグランドスラム東京大会最終日(7日、東京体育館)、男子66キロ級で五輪2大会連続金メダルの阿部一二三(28=パーク24)が優勝。6月の世界選手権(ブダペスト)では同階級の国際大会で6年ぶりとなる黒星を喫して3位に終わっていたが、復活を果たして五輪王者の意地を見せた。

 初戦となる2回戦から登場。準決勝では今年の世界選手権覇者の武岡毅(パーク24)と初対戦。ゴールデンスコア方式の延長戦に突入し、小外掛けの技ありで12分37秒の激戦を制した。決勝も顕徳海利(天理大)と延長戦にもつれる熱戦。最後は体落としで一本を奪い、両手を上げてポーズを決めた。

 表彰式後には「ホッとしてひと安心。久々に疲れた(笑い)」と安堵の表情。「(日本の選手は)海外の選手よりもより研究してきている。なかなかうまくいかないのは想定内ではあった。これからもっと研究もされて、厳しくなってくると思う。でも、今日は表彰台が全員日本人選手。その中でも、表彰台の一番上に立ったのは僕だし、しっかり阿部一二三が一番66キロ級で、日本人選手の中で一番強いことを証明できた。これからもそれを証明し続けていけたら」と胸を張った。