6月3日に89歳で死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督の追悼会「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」が21日に東京ドームで行われ、〝ミスタータイガース〟こと掛布雅之氏(70)が参列。長嶋さんとの思い出を語った。

 掛布氏は現役時代、長嶋さんと同じポジションでかつ打線の主軸を任されていた。「長嶋さんと1年間だけ現役が被っているっていうのは僕の宝物」とはにかみ、長嶋さんの存在について聞かれると「大きすぎてですね、憧れとかそういうレベルではない。長嶋さんがいなければ野球やってなかったと思いますので。僕の野球の根っこの部分はやっぱり長嶋さんなんですよね。本当感謝しかないです」と感慨深げに語った。

 そんな同氏は、現役時代に長嶋さんとこんな会話を交わしたという。「調子が悪い時に(長嶋さんから)電話がかかってきまして、『バットを振ってみろ』と。で、僕が1回真剣に振ったんですよね。その音を聞いて、電話越しに、『それでいいんだ。それで打てるから心配するな』って背中を押されたのが忘れられません」と当時を懐かしんだ。