世界一から16年遠ざかっている名門球団に内紛が発生だ。12日(日本時間13日)、ラスベガスでのGM会議に出席中のヤンキース、ブライマン・キャッシュマンGMがアーロン・ブーン監督に反論した。

 米メディア「クラッチポインツ」は「キャッシュマンGMが、ブーン監督の『最も分析的でない』との発言に対し、明確な反論を発表した」との記事を配信した。ブーン監督はポストシーズン敗退後にポッドキャスト番組「Talkin’ Yanks」に出演し、「ヤンキースはおそらくア・リーグ東地区で最も試合中の分析力が低いチームだ」とフロント批判を展開し物議を醸していた。

 キャッシュマンGMはこの日、ブーン監督の発言を批判。「ブーン監督は、『フロントオフィスが糸を引いている』という解説を絶えず繰り返して、ファンをダッグアウトに呼び込もうとしているが、それはどれも真実ではない」とキッパリ。ベンチは信頼と透明性に基づいて運営されており、フロントオフィスが試合中の決定を操作していないことを明確にした。

 同記事は「ヤンキースの監督とGMのやり取りは、チームのより深いテーマを浮き彫りにしている。ブーン監督は試合中も常に権限を握り、分析は制約ではなくツールとして機能し、フロントオフィスは再びポストシーズン序盤敗退を喫した後、チームの安定性強化に注力している」と記した。

 その一方で指揮官の不信感についても言及。「ファンにとってもアナリストにとっても、この話の根底にあるのは、ヤンキースが『糸で操られた』という物語を否定し、団結と責任感を中心に議論を再構築していることだ。来季より良い結果で終われば、これは転換点と捉えられるかもしれない。そうでなければ、論争はますます深まるばかりだろう」と泥沼化を心配した。

ガムを膨らませるブーン監督(ロイター)
ガムを膨らませるブーン監督(ロイター)