F1レッドブルの角田裕毅(25)が、9日(日本時間10日)に行われたブラジル・グランプリ(GP)決勝(サンパウロ)で、チームのピットクルーにとんでもないミスが飛び出した影響もあり完走中最下位となる17位に沈んだ。

 自身の痛恨ミスに加え、まさかの〝ボーンヘッド〟も飛び出した。角田はレース序盤にランス・ストロール(アストンマーティン)に追突する形になり、10秒のタイムペナルティーを受けることになった。

 ただ、それでもこの日のレッドブルのマシンは戦闘力が上がっており、19番手スタートだった角田も一時最速タイムを記録するなどごぼう抜きも可能な状況だった。実際、マックス・フェルスタッペンはピットスタートから3位表彰台までジャンプアップしており、角田も序盤から猛追態勢に入っていた。

 しかし、タイムペナルティーを消化するために25周目にピットインした際に、まさかの凡ミスが起きる。ピットに戻った角田がマシンを停止させてペナルティーの10秒を待っていると、なんと10秒経過しないうちにクルーの一人が車輪を緩める作業を始めてしまったのだ。

 規則ではタイムペナルティーが科せられている間はマシンに接触してはいけないため、このピットクルーの行為に対して再びペナルティーが科される事態に。その後もう一回不要なピットインを強いられることになった角田は終戦が確定した。

 最高峰の舞台であるF1ではめったに見られないボーンヘッドに、海外ではピットクルーに対して批判が殺到。SNS上では「角田裕毅:ストロールのペナルティーは構わないけど、なぜピットクルーはペナルティーが執行されている間に10秒を待たずにマシンに触れたんだ? 仕組まれているのか。愚かなクルーだ。クビだ。マジで迷惑なスタッフだ」「角田にまたペナルティー? またピットクルーの責任だ」などと追及の声が上がっている。

 他車とのタイム差から、1度目はまだしも2度目のタイムペナルティーさえなければ上位進出も可能だっただけに、角田にとってはまさに〝サンパウロの悪夢〟となってしまった。