新日本プロレス来年1月4日東京ドーム大会で、米国・AEWの〝レインメーカー〟オカダ・カズチカ(38)が、棚橋弘至(48)の引退試合の相手を務めることが9日に正式発表された。試合順は未定だが、オカダは本紙の取材にメインイベントでの試合を主張。中邑真輔(45=WWE)や内藤哲也(43=フリー)ら他のライバルたちではなく、自身が棚橋の最後の相手となった理由とは――。
オカダは8日の愛知・安城大会で電撃登場し、棚橋の引退試合の相手に名乗り。9日の会見で正式決定し「天龍(源一郎)さんと引退試合した時は『昭和のプロレスが終わったな』と感じましたけど、棚橋さんと東京ドームで何回もやっていた時は平成でしたので。平成のプロレスを終わらせていきたいと思います」と高らかに宣言した。
オカダと棚橋は年間最大興行1・4ドームのメインで13、15、16年大会と3度も対戦。数々の名勝負を繰り広げ、団体の人気復興を象徴する黄金カードだった。今大会の試合順は未定だが、オカダは希望を問われると「まあメインイベントですね。僕もずっとIWGPはメインだと言ってきましたけど、これだけは話が違うというか。『(相手が)俺だったらメインでしょ』って」と不敵な笑みを浮かべる。
同大会では、IWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)とIWGP GLOBALヘビー級王者・辻陽太のダブル王座戦も決定済み。しかしオカダは「棚橋さんも新日本の功労者ですし、その後に(他の選手が試合を)やるのはかわいそうだと思います。その後にやってウンともスンとも言わないメインを経験するのも、IWGPがメインじゃないという経験も、どっちもいい経験だと思います。それは竹下、辻両選手には生きてくる経験かなと思いますね。(ファン)投票してもいいし」と持論を展開した。
棚橋の引退試合の相手を巡っては、さまざまなレスラーたちの名前がファンの間で挙がっていた。終生のライバルと呼ばれた中邑がWWE日本大会(10月、両国)で「愛してま~す!」とマイクアピールしたことで、2人の対戦を望む声もあった。これに対しオカダは「そういう人たちがいるのは分かってますし、俺も見たい。でも一番ふさわしいのは、俺だと思います。みんなそれぞれ見ていた時代のことを思って(希望のカードが)あるじゃないですか。逆に中邑さんをあまり知らないからオカダがいいという人もいるだろうし、内藤(哲也)さんがいいって人もいるだろうし、そこは正解はないと思うんです」と胸中を告白。その上で「新日本プロレスが一番いい時代にやっていたのが俺と棚橋さんの戦いで、どれだけお客さんを呼んで、どれだけカネの雨を降らせてきたかと考えたら。俺がいるんだから、俺でしょって」と言い切り、その舞台に立てないレスラーたちの思いを背負って戦う決意を明かした。
天龍の引退試合は同年のプロレス大賞ベストバウトを獲得した。「(棚橋戦も)そうなったらうれしいですよね。胸を張れるいい引退ができたと思ってもらえるでしょうし。俺も『さすがオカダ・カズチカだね』ってものは見せていかないといけないし、後悔のない棚橋弘至と戦いたいので。最高の状態で来てくれたらと思いますね」。世界の舞台でさらに大きな存在となったオカダが、再び一時代を築いた名レスラーの時代に終止符を打つ。












