歴代4位の703本塁打を誇るアルバート・プホルス氏(45)の〝再就職先〟がなかなか決まらない。

 来春WBCでドミニカ共和国の監督を務めるプホルス氏はメジャーの監督就任も熱望しているといわれ、今オフはエンゼルス、パドレスなどの新監督有力候補に挙げられていた。しかし、古巣のエンゼルスとはコーチングスタッフと報酬をめぐる意見の相違から交渉決裂。球団OBのカート・スズキ氏が就任した。

 パドレスとは計9時間半に及ぶ2度の面接を行ったが、サンディエゴはコーチ歴のない球団OB、クレイグ・スタメン氏の監督就任を発表。これでロッキーズ以外は来季の指揮官が決まってしまい、プホルス氏が来シーズン、メジャー球団を率いることは事実上消滅してしまった。

 そんな中、米メディア「ジ・アスレチック」の名物記者、ケン・ローゼンタール氏がポットキャスト番組「ファウル・テリトリー」の出演し、プホルス氏の今後を予想した。

「アルバート・プホルスは確かに監督業を志望している人物だ。しかし、9つの空席があったにもかかわらず、彼がそのどれも得られていないという事実は、私にとって大きな意味を持つ」と切り出した同氏は「アルバート・プホルスは確かに採用する上で興味深い人物です。しかし、彼を解雇するのは難しいでしょう。それが問題の一部だと思います。優秀な選手には、必ずしも優秀な監督が付くとは限りません」と指摘。プホルス氏の強い個性を各球団が恐れていることも示唆した。

 また、プホルス氏のようにコーチ歴がない場合はまずはマイナーで監督修行を積んで、メジャー昇格の機会をうかがうという選択肢もあるが、同氏は「もし私がアルバートだったら、ノーと言うでしょう。なぜなら、アルバート・プホルスではない、そうした経験のない多くの選手が監督に就任しているからです」とプホルス氏はそんな遠回りは好まないだろうと予想。〝レジェンド指揮官〟はそう簡単には実現しない見通しを語った。