ソフトバンクの松本晴投手(24)が7日、みずほペイペイドームで練習を行い汗を流した。一軍を駆け抜けた一年間を振り返るとともに、来季へ強い決意を口にした。

 今季は春季キャンプから先発の座を狙っていたが、開幕直前に中継ぎに配置転換。さまざまな場面で起用されると12試合連続無失点を記録するなど結果を残し、シーズン途中から先発で起用された。約3か月間、先発ローテーションを守ったがシーズン最終盤には救援へ再び配置転換。最終的には29登板で15先発。6勝6敗、2ホールド、防御率2・76という成績を残した。

 CS、日本シリーズも含めてどんな場面でも投げきった左腕。その土台には約1年前、球団の期待のもと、派遣されたプエルトリコ・ウインターリーグでの経験があった。開幕直前、ローテーションをつかみきれず悔しさをかみしめた中で、松本晴は異国で感じたハングリーさを想起していた。

「あっちには(チャンスに)飢えている、『とにかく俺を投げさせてくれ』というような選手がいっぱい集まっていた。それを見てかっこいいなと。満塁でも投げる、イニングもまたぐ、ロングリリーフもする、先発もする、そういう投手になれれば」。まさにその言葉通り今季は〝何でも屋〟として奮闘。左腕自身も「(開幕時に語った目標は)できたんじゃないですか。どんな場面でも別に嫌じゃなかった」と振り返り「プエルトリコは楽しかったですね。もう一度行きたいくらい」と笑顔を見せた。

 その上で、来季はさらなる高みを目指して先発として勝負するつもりだ。「(先発としての)投球術や球種のバリエーション、そういったところも取り組みながらオフシーズンをしっかりと取り組めば、来年いい結果がついてくるのは間違いないと思っている」と力強く語った左腕。異国での経験、今季の経験を生かしながらさらに殻を破っていく。