格闘技イベント「RIZIN LANDMARK12」(3日、兵庫・GLION ARENA KOBE)に〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)が恒例のメスを入れた。メインでは秋元強真(19)が萩原京平(29)に、セミでは伊澤星花(28)が大島沙緒里(30)に完勝。さらに桜庭和志の息子・大世(26)もその実力を示した。注目を集めた3試合を、青木はどう見たのか。
秋元は1ラウンド(R)に萩原の得意とするスタンドの攻防で被弾して鼻から出血するも、2Rで早々にテークダウンしてコントロール。最後はパウンドで仕留めた。
この戦いについて青木は「秋元は猪木なんだよ。相手の力を引き出して勝つ〝風車の理論〟。まさに闘魂スタイルだ!」と声をしゃがれさせる。相手の土俵に立って良さを引き出し、最後は勝つスタイルに「これは相当の力量がなきゃできない。しかも多分、本人は考えてやっていないからすごいよ」と拍手だ。
一方でフィニッシュした2Rを「テイクダウンしてバックを取ったら、ずっとリスクがない攻め方を続けた。こういうところはまさに不良のやり方だよね」と指摘。「秋元はズバリ、闘魂と不良のハイブリッドだ。闘魂と不良のハイブリッドと言えば鈴川真一さんだけど…(以下割愛)」と話を大きく脱線させた。
同じくすごみを見せたのが、RIZIN女子スーパーアトム級王者の伊澤だ。判定3―0の完勝に青木は「ちょっと飛び抜けてるな。今回は試合で練習してるようにすら見えたよ」とメガネを光らせる。試合後には、大みそかのV3戦の相手にRENAを指名して挑発。「青木イズムを感じるというかさ。ちゃんと意地悪じゃん。容赦ない感じとかも含めて」と共感する。「だから意地悪な者同士、俺にもJTTのコーチの就職を紹介してくれないかな…」と、かなわぬ夢を口走った。
続いて熱視線を送ったのが、宇佐美正パトリックを3R1分33秒ヒザ十字で仕留めた大世だ。この試合で見せた寝技を「上からアキレス腱を取りに行くとか、今の教科書通りじゃない強さがある」。主流と違う寝技を使っているとして「今のリズムと全く違うことをするから、ちょっと間を読めない。今後、台風の目のような存在になるかもしれない」と高評価だ。
大世の父である和志と青木は2015年12月29日のRIZINさいたま大会で対戦。これが和志の総合格闘技ラストマッチとなっている。青木は「当時の桜庭和志は46歳なんですよ。で、俺は今42じゃん? だから俺もあと3、4年は頑張らないとなあと思ったよね」と意味深にポツリ。
最後に「俺もその(大世との)試合をきっかけに、桜庭のNGを解消してもらえたらいいな…。だって、あの諏訪魔と中嶋勝彦でも和解できるんだぞ。俺たちだって…」とつぶやき、自転車で走り去った。















