〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)が、RIZIN参戦でホベルト・サトシ・ソウザ(36=ブラジル)戦の実現を目指すも失敗に終わっていたことを明かした。

 青木は格闘技イベント「RIZIN.51」(28日、愛知・IGアリーナ)の結果を受け、取材に応じた。中でも絶賛だったのが、メインで堀江圭功(30)に1ラウンド1分40秒リアネイキッドチョークで一本勝ちしたサトシだ。バックポジションのディフェンスが得意な堀江を、そこから仕留めたテクニックに舌を巻くとともに「俺はこの間まで、サトシを〝対戦相手〟として見ててたんだ。なのに…。それにしても、RIZINに出たかったな、チクショー」と声をしゃがれさせた。

 どういうことか。青木は「実は俺、大みそか参戦に向けて立ち上がったんだけど、ダメだったんだよ」とメガネを曇らせて事情を話し始めた。今年5月にシンガポールの格闘技イベント「ONEチャンピオンシップ」との契約を終えた青木だが、そのまま他団体との契約交渉ができない「独占交渉期間」も経過。条件付きで他団体と交渉が許される「優先交渉期間」になった。

 その間にONEから受けた提示はファイトマネーの大幅な減額だったため、青木は長く築いた関係に終止符を打つ覚悟を決めていた。その際に声をかけたのがRIZINだ。青木は「キャリアの集大成にサトシとやらせてくれるって言うから、重い腰を上げたんだ」と説明する。そこで優先交渉期間に〝移籍〟するために行われたのが「マッチング」という制度だ。入札制度のようなもので、移籍するには他団体から提示された条件をONEに伝える必要がある。そして同等かそれ以上の条件をONEに示されると、他団体とは交渉できなくなるのだ。

 今回、RIZINが提示したのは対戦相手のみならず、条件も破格中の破格だったという。これで青木は移籍実現を確信していた。ところが、ONEは予想に反して破格の条件を提示。移籍は事実上の〝破談〟となった。

 この時、青木は「それにしても俺もビックリする額だった。GLEATに干されるような俺にそんな価値があるわけないのにな。もしかしたら黒幕がいるんじゃないか?」といぶかしがった。そのため、尊敬する〝悪魔仮面〟ケンドー・カシンに相談したが「誰も信じられない」と意味不明な言葉で突き放され、その場から自転車で走り去るしかできなかったとのことだ。

 そんな経緯で今回実現しなかった実は旗揚げメンバーでもある青木のRIZIN参戦は、このままついえてしまうのか。それとも…。