総合格闘技イベント「RIZIN.51」(28日、愛知・IGアリーナ)は、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(36=ブラジル)と同フェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフ(24=キルギス)の圧倒的強さが際立つ結果に終わった。そんな両者を〝バカサバイバー〟こと青木真也(42)はどう見たのか。

 メインは圧倒的な内容だった。堀江圭功(30)と対戦したサトシは、開始約40秒でタックルでテークダウンを狙う。これを嫌がったところで相手の背中に取りつくと、開始からわずか100秒、リアネイキッドチョークで首を絞めてタップを奪い、一本勝ちした。

 この結果に青木は「俺はこの間まで、サトシを〝対戦相手〟として見ててたんだ」と意味深に声をしゃがれさせる。最近は堀江と練習をともにすることも多かったとした上で「堀江はバックディフェンスが強くて自信を持ってるんだよ。俺も簡単には取れない。それを1分ちょっとで取っちゃうんだから…」と指摘。得意とするポジションをいとも簡単に打破されたことに驚きを隠せず「ちょっと強すぎるな。まだまだ長期政権だろう」と断言した。

 では、どうすればサトシの牙城を崩せるのか。青木は「俺がいないからな。俺以外なら、ぶん殴るしかない。そこで、シェイドゥラエフだ」とフェザー級王者に視線を向けた。

 そのシェイドゥラエフはビクター・コレスニック(29=ロシア)と対戦。苦戦も予想されたが、ゴングとともに前進して殴りかかり、わずか33秒でTKO勝ちでV1に成功した。その強さをバカサバイバーは「圧力だな。圧力って、打撃と組み技と寝技を合わせて出るものなんだ。それがずばぬけている」と分析。こちらも長期政権に太鼓判を押し「勝つにはフィジカルで勝る選手をUFCとかから連れてくるしかないと思う。だけど、それに意味があるのかっていう…。だって、あまりにコストパフォーマンスが悪いじゃん」とメガネを光らせた。

 試合後はシェイドゥラエフ自身も、階級を上げてサトシのライト級王座にも挑戦することに意欲があることを示した。青木もこのプランに賛成した上で、2人が激突した結果の予想に「正直分からない」と珍しく即答を避ける。そして最後に「シェイドゥラエフはサトシに勝ったら〝卒業〟っていうシステムをつくるしかないと思う」と意味不明なことを口走るのだった。