納得のデビュー戦だ。フィギュアスケートの西日本選手権兼全日本選手権アイスダンス予選会初日(1日、滋賀・木下カンセーアイスアリーナ)、リズムダンス(RD)で紀平梨花(トヨタ自動車)、西山真瑚(オリエンタルバイオ)組が59・61点で2位発進した。
演技を終えた〝りかしん〟は充実感であふれていた。カップル結成から約1か月と月日は短いものの、息の合ったツイズルなどで観衆を魅了。1043日ぶりの実戦を終えた紀平は「もう初めはすごく苦戦して、何度も滑るだけで転んでしまったりとかあった。急ピッチで仕上げて頑張ってきたので、それが形になって演技ができたのは良かった」と振り返り、西山は「本当に彼女(紀平)がこの1か月間めちゃくちゃ努力して、大会に出場することができて、とてもうれしく思っている」と、頰を緩めた。
シングルでの2026年ミラノ・コルティナ五輪出場の道が閉ざされた紀平だが、アイスダンスではわずかに可能性が残されている。まずは最上位に入った上で、リズムダンス(RD)とフリーダンス(FD)の合計技術点85点以上をマークし、国際大会の派遣をつかむことが第一条件となる。
この日のRDは櫛田育良(木下アカデミー)、島田高志郎(木下グループ)組が67・19点で首位発進。2日のFDは7・58点差を追いかける戦いとなる。それでも「出られたことがまず奇跡だと思っている。まだまだこれが自分たちの実力ではないので、ここからスタートと思って頑張って、その中で結果がついてくれたらうれしいな」と力を込めた紀平。最後まで自分たちの演技を貫く覚悟だ。













