ボクシングWBC世界バンタム級王座決定戦(11月24日、トヨタアリーナ東京)を控える同級1位の那須川天心(27=帝拳)が、弟・龍心(19)の活躍に刺激を受けた。

 天心は30日、後楽園ホールで行われたキックボクシングフェス「GOAT」に来場。メインで元ラジャダムナンスタジアム認定バンタム級王者のチャラームダム・ナヨックエータサラ(21=タイ)と対戦した龍心にリング下の席から声援を送った。

 これに応えて龍心は、開始からわずか98秒で元ムエタイ王者をKO。アッパーで最初のダウンを奪うと続いてバックスピンキックでボディーを蹴り抜いての完勝で、天心も拍手で祝福した。試合後は弟と並んで報道陣の取材に応じ「なんか動きの一個一個に躍動感だったり、華がついてきたなっていうのを思いますね」と成長を認め、キック界の発展を託した。

 一方で自身は井上拓真(29=大橋)とのタイトル戦が控えるだけにさらなる闘志に火がついた模様だ。龍心の「刺激になってくれたらと思うし、つなげられたのは良かった」との言葉にうなずく。さらに「自分もKO? もちろんじゃないですか! 俺もしっかりやろうという気にもなりましたし。これからも2人で切磋琢磨して…って、相手が『タクマ』だからじゃないですけどね」とニヤリ。最後は弟に視線を送りつつ「まあ〝たくま〟しくなりましたよ」と神童ジョークで爆笑をかっさらっていた。