105・8マイル(約170・3キロ)を誇るレッドソックスの守護神、アロルディス・チャップマン投手(37)が古巣のヤンキースを猛批判し、波紋が広がっている。

 今季加入したレッドソックスでリーグ4位の32セーブをマークし、防御率1・17と見事に復活したチャップマンがポッドキャスト番組「Swing Cоmpletо」に出演。「もしニューヨークにトレードされると言われたら、荷物をまとめて家に帰るよ。そうなったら引退する。私は正気じゃない。二度とそんなことはしたくない」とスペイン語で語った。

 チャップマンは2016年のシーズン中にカブスへトレードされ、翌17年にヤンキースに復帰。6年間、名門の守護神を務めた。ただ、ヤンキース最後のシーズンとなった22年はタトゥーによって感染症を患い、故障者リストに入った影響で9セーブに終わり、オフにFAとなりロイヤルズに移籍した。

 左腕は「あそこではたくさんの無礼な扱いを受けた。たくさんのことを我慢した。彼らはただ私を解雇しただけなのは分かっていたが、方法が分からなかった。静かに耐え、プレーを続け、いつも通りのことをしていた」と同時の葛藤を告白。それでも「選手全員とは仲が良く、誰とも問題を起こしたことはない。監督でさえもだ。私たちは友達で、何でも話し合っている」とアーロン・ブーン監督やチームメートとの関係は良好だったという。

 怒りの矛先はフロントオフィスに向けられ「決定権はボスにある」と、暗にブライアン・キャッシュマンGMらを批判した。

ダイナミックなフォームで投げるチャップマン(ロイター)
ダイナミックなフォームで投げるチャップマン(ロイター)

 チャップマンは今年8月にレッドソックスと来季まで契約を延長。この発言がア・リーグ東地区のライバル対決にさらに火をつけた格好だ。