歴史を継承してみせる――。スピードスケートの全日本距離別選手権初日(24日、長野・エムウェーブ)、男子500メートルは2022年北京五輪銅メダルの森重航(オカモトグループ)が34秒57で4年ぶり2度目の優勝を飾った。
「自分が課題にしていた部分がうまくハマってくれた」と最初の100メートルを9秒64で通過。中盤以降も安定した滑りを見せた日本のエースは「優勝をまず第一課題として挙げていたので、それを達成できて良かった。W杯につながるいいレースだった」と安堵の表情を浮かべた。
同種目は1998年長野五輪金メダルの清水宏保氏ら、多くの日本勢が世界の舞台で活躍。それだけに、あるスピードスケート関係者は「日本の男子は中長距離勢で苦戦しているけど、500メートルは多くの選手が世界で結果を残している。やはり日本の500メートルの伝統はつないでいかないといけない」と声を大にした。
今季は2026年ミラノ・コルティナ五輪イヤー。勝負のシーズンを戦う森重は「4年前に優勝した時は代表の自覚がなかったけど、そういう思いもついてきた。W杯もこれから始まるので、世界の中でトップを走って、日本が強いことを自分が証明し続けたい」と気合十分。日本を背負う若きスケーターは、覚悟を決めて氷上に立っている。












